追悼・高橋てい一先生 | 京都建築家設計事務所 |有限会社 ディー・アーキテクツ

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追悼・高橋てい一先生

恩師、高橋てい一先生が、去る平成28年2月25日享年91歳でご逝去されました。
私と高橋先生との最初の出会いは、入学試験における面接でしたが、先生が設計された大学における建築群と、それを取り巻く空間から、すでに先生の建築教育が始まっていることを感じていました。また、私が在学中に、大阪芸術大学「塚本記念館・芸術情報センター」において、日本芸術院賞、日本建築学会賞、BCS賞(建築業協会賞)などを受賞され、お忙しい日々を過ごされていました。その後、私の卒業設計において、高橋先生から1名だけに与えられる「学科長賞」を受賞し、卒業後は高橋研究室に副助手として、3年間先生に仕えました。その3年の間、三宅島で手掛けられていた「棟梁に学ぶ家」に先生と共に出掛け、つくば科学万博85において設計された「迎賓館」、ご自宅等も案内して下さいました。私が最後に先生にお目に掛かったのは、平成24年5月、米寿のお祝いの会でした。その時私からは、大阪芸術大学「塚本記念館・芸術情報センター」のアートホールを版画にしてお渡しし、先生からは「夢を」と書かれた色紙を頂戴しました。

 
先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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